大きいサイズの婦人靴がなかなか売っていない理由
靴を作る最初の工程で、木型というものが必要となります。
大きいサイズの靴はその木型自体が作られていないため、木型を最初から作らなくてはなりません。
その木型を作るのには1即数万円の値段がかかってしまします。
しかも、その木型を使って型紙を作るときに、一つの生地の裁断時に木型によって取れる数がどうしても減ってしまいます。
すると、結果的に普通サイズよりも生地や皮を多く使わなくてはなりません。
大きいサイズの靴を作り上げるまでには、普通サイズよりも、時間もコストも掛かるのにもかかわらず、普通サイズよりも売上が見込めないためなかなか、大手の靴の販売店ではS・M・L(もしくはLL)のサイズしか扱わないところが多いみたいです。
最近は大きい足の人も増えてきているのもあって、それに伴い大きいサイズの婦人靴の販売店も増えてきてはいます。
それでも、日本製の大きいサイズの婦人靴と呼ばれるものは26.0cmまでのことが多いです。
それは、やはり上記で説明したとおりコストがかかってしまうからというのと26.0cmくらいまでならそこそこ売上が見込めるから、という商業的な考えなのでしょう。
26.5cm、27.0cm・・・ともっと大きなサイズの婦人靴を求めている人はたくさんいますが、割に合わないといったのが販売店やメーカーの結論なのだと思います。
しかも、24.0cmくらいの普通サイズの靴は格安で売られている商品が多いですが、それは大量生産が出来る商品であるからで、モデルサイズやクイーンサイズといわれる大きいサイズになったとたんに1足1万円~数万円の値段はしますよね。
これも、大きいサイズは製造にコストがかかってしまっているという事が関係しています。
26.0cm以上の大きいサイズの婦人靴のほとんどは、ヨーロッパやロサンゼルスなどの海外から輸入している販売店が多いと思います。
でも、そうすると、どうしても海外の女性の足の形向けの靴の形になってしまっているので、ワイズが合わなかったり、いつも履いている靴よりも少しキツめだったりとなかなか自分に合う靴が見つけにくいです。
ですが、日本で製造されている大きいサイズは限られてしまっているため海外より取り寄せる方法でしか、足の大きいサイズの人たちに靴を提供出来ないというのが今の日本の現状です。
今の日本の女性のサイズが昔よりも大きくなってきいているのは明らかですが、まだ普通サイズの人の割合が圧倒的に多いため、ここ数年はまだまだ足のサイズが大きい女性は困ることも多いと思いかとます。
しかし、この数年でモデルサイズという言葉やクイーンサイズという言葉が出てきたというのは大きな進歩です。今は日本ではまだメーカーさんによる製造は26.0cm~26.6cm止まりですが、この先の10年後には、もっと幅広いサイズが展開される可能性もあると思います。